Search


Archives

2008年05月10日

プラダと見た悪夢

CNet Japan:LG電子とプラダ、日本でもドコモから「PRADA Phone」を6月に発売

 10万円もするブランド携帯はコンセプトが誤っています。つまり、服や時計のブランド物と、携帯では決定的に違う要素があるからです。

 それは、『晴』と『褻』の切り替えができるかできないかということです。

 例えば、プラダの服を公の場では着ても、自宅のキッチンやリビングで常に着ている人はいないですよね。服や時計は付け替えるだけで、『晴』と『褻』を簡単に切り替えることができます。『晴』に付けるからブランド品が輝くのです。

 ところが、携帯はそれ自身に向かって電話やメールが飛んでくるので、『褻』になったら仕舞っておくということができません。10万円もする物をあちこち持ち歩くというのも、危ない話です。こんな携帯は、富裕層で「連絡やメッセージの処理は秘書まかせ」というような人しか使い道がありません。

 まして、「お財布携帯」機能以外は他のdocomo携帯と同じというのですから、「あんた何考えたはんネん」と言いたくなります。

 私なら次の戦略で販売します。
●PRADAブランドの付いた携帯と、サブ携帯をセットにして販売する
 『晴』=PRADA携帯、『褻』=サブ携帯
●PRADA携帯とサブ携帯は同一の電話、メールの端末とする
●PRADA携帯からSDチップを外してサブ携帯に差し込むと、PRADA携帯のメモリに保存された内容でサブ携帯が動作する

 でも、本当は「てんこ盛り機能のdocomo」携帯をPRADA携帯にするのではなく、「カッコいいインターフェース」でシンプルな電話機能だけをPRADA携帯として再設計した方が、ブランド名に相応しいエレガントな携帯として仕上がると思います。

 やれやれ、docomoには「visionary」となる人材が不足しているようです。このまま、PRADA携帯を発売すると、販売に失敗し、『プラダを着た悪魔』ならぬ『プラダと見た悪夢』になることでしょう。

パラメータを加えて視点を変える

自分が行き詰っていることに気づかない


 

 

   

 

 ★組織、労働、仕事に疑問を持ったとき
 ★脳力を磨きたいとき
 ★筋を通したいとき
 ★スタートレック語録

■情報を集める
 □連想検索 Webcat Plus
 □IMAGIN Book Search
 □ブクログ
 □PubMed(論文検索):「ヒポクラ × マイナビ Bibgraph」

■design
 □Information is beautiful

■安全/危機管理
 □デジタル感染症調査(HealthMap)
 □メルクマニュアル医学百科
 □お薬110番
 □aguse:Webサイト安全確認
 □警視庁
 □国民生活センター
 □防災科学研究所(地震情報)

■情報
 □特許電子図書館
 □政府統計の総合窓口
 □図書館リンク集
 □日経産業消費研究所
 □国立国会図書館
 □住まいの水先案内人
 □Alexa サイト使用頻度調査
 □青空文庫

 □各国・地域情勢(外務省)