広い世界へまっしぐらに飛び出しましょう
3Dバーチャルゲーム「Second Life」がもうすぐ日本に上陸するそうです。ゲームといっても名前が示す通り、仮想空間で他人とコミュニケーションを取りながら社会生活まで行えます。
ただ、心配なのはこういうものは人間が本来が持っているパーソナル・スペース(心理的ななわばり)を混乱させるので、その結果どういう社会問題が起きるか分からないところにあります。
たとえば「mixi」のようなソーシャルネットワークでも、依存性や中毒のことが問題となっています。やはり、やり過ぎないためのシステム的リミッタが必要だと思うのですが・・・
押井守氏が監督した映画「アヴァロン」には、仮想世界から帰れなくなった"無帰還者"の話が出てきます。人が現実と仮想との間合いを上手く取れるには、もう少し時間が必要なのかもしれません。
ただ、本当に気をつけなければいけないのは、人々が仮想現実にのめり込んでいる間に、そのすきまを突いて現実世界で悪いことを考える政治家や悪徳官僚が、虎視耽耽と狙っていることなのです。現実世界の不満を、仮想世界へ隠してはいけません。
ゲーテの「ファウスト」でメフィストファレスが次のように言っています。
『
思索なんかに耽る奴は、水汲みのために井戸の周りをぐるぐる引き回されているロバのようなものだ。さあ、広い世界へまっしぐらに飛び出しましょう。
』