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2016年05月08日

Windows10の策略に、伸るか?反るか!

 あなたは、Windows10に伸(の)りますか? それとも、反(そ)りますか?

 Windows10は、マイクロソフトが自社のOSを、
  “ソフトウェアを動かすプラットフォーム”
から
  “ネット利用サービスを売るためのプラットフォーム”
に方針転換したことを意味しています。

 つまり、今まではOSを定期的にバージョンアップすることにより、OSの変更需要で収益を上げていましたが、バージョンアップは無料化(自動化)し、OS上で動くネット利用サービスで収益を上げるというビジネスモデルに移行しようとしているのです。

 例えば、Windows10にアップデートすると、次のようになってしまいます。

●OneNoteがOSに組み込まれている
 → OneNoteはデータの保存場所がOneDrive(クラウド)のみ
 → OneDriveは5GBまでは無料
 → 調子に乗ってどんどん使う
 → 5GBを超えてしまう
 → Office365soro(約12000円/年)を購入し、OneDriveを1TBまで拡張せざるをえない

 ※なんと毎年12000円をマイクロソフトに支払うことになります

 これ以外にも、
●OneDriveをマルチデバイス用のデータ保存場所に使用させる
●「ストア」でiOSのようにアプリケーションを購入させる
●Skypeを使用させる
などなど、ネットサービスでお金を使わせる仕組みが盛りだくさんとなっています。

 最終的には他社が行ってきたネットサービスを、根こそぎWindowsへ取り込もうということです。
一方、Windows10への無料アップデート期限が2016/07/29となっており、これでユーザを半強制的にWindows10へアップデートさせておいたあと、「Anniversary Update(Redstone 1)」によって、ネットサービスはWindows10を使わざるをえないようなDeepな世界へ、ユーザを連れて行こうとしています。

 と言っても、Windows7のPCを使っていて、2020年以降も使い続けるのであれば、Windows10にアップデートする方が得策です。

 試した限りでは、Windows7でXP互換モードでしか動かないソフトを利用している場合でも、Windows10でちゃんと動くようにアップデートしてくれました。これを後々Windows10マシンを購入したあと、自分でインストールしようとしたら、たぶんインストールできないのではないかと思われます。

 マイクロソフトはWindows10へのアップデートのプログラムを、結構気合を入れて作っているようで、Windows7の環境を殆どWinodws10で動くようにしてくれます。

 なお、OneNoteやOneDriveは間口が広い分、のめり込んでしまいそうになりますが、5GBの壁を超えると高額になるので、EverNoteなど他社サービスを始めから使うことも検討した方がよいと思われます。



 

 

   

 

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