2015年09月18日
日本民主主義幼年期の終わり
戦争法案は、「選挙に行かない」、「政治家まかせにする」 などとしていれば、とんでもないことになることを国民に教えてくれました。
民主主義を維持するということは、常に権力者を監視して、正しい判断を国民一人ひとりが行なわなければならない、コストと手間の掛かるものなのです。
70年前に「棚ボタ」で与えられた民主主義が、幼児期を終えてようやく一人歩きを始めたのが、2015年9月19日となりました。
■正しいことを堂々と言う
白洲次郎 著「おおそれながら」から
『
弱い奴が強い奴に抑え付けられるのは
世の常で致し方なしとあきらめもするが、
言うことだけは正しいことを堂々と言って欲しい。
その後で言い分が通らなくても何をか言わんやだ。
』
■勇敢に政治に対して意見を言う
白洲次郎 著「政界立腹帳」から
『
私は財界人といわず誰でも日本国民は、
もっとはっきり政治に対する意見をいうべきだと考える。
法律的に政治は天皇のものであった時代はいざ知らず、
現在は国民全部がもっともっと政治に関心を持って、
勇敢に発言するにあらずんば民主主義は発展しないし、
政治もよくならない。
』
■9条はいいものだと受け入れるべき
白洲次郎 著「プリンシプルのない日本」から
『
しかし、そのプリンシプルは実に立派であった。
マックアーサーが考えたのか幣原総理が発明したのかは別として、
戦争放棄の条項などその圧巻である。
押しつけられようが、そうでなかろうが、
いいものはいいと率直に受け入れるべきではないだろうか。
』
■戦後が終わったいえるとき
白洲次郎 氏の言葉から
『
デモクラシーも新憲法も
自分のものになったとは言えない。
それが自分のものになったとき、
戦後は終わったと言ってもよかろう。
』
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