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2014年08月02日

【ヒットの秘密】浪花節だよアナ雪は!

 映画「アナと雪の女王」に、なぜ引かれるのかを考えてみました。

一言で言えば、物語が日本人好みの “浪花節” なんです。

 アナはアメリカンキャラクターの典型的な天真爛漫型。一方、エルサは影のある控えめな日本人好みの女性。この二人の関係で物語は進んで行きます。

 ここで、エルサがアンデルセン童話に出てくる「雪の女王」タイプなら、ごく普通の物語になってしまっていたでしょう。ところが、エルサが幼いときにアナを傷つけてしまったというトラウマが加わることにより、お互い一緒にいたいのに別れざるをえない姉妹の関係になっています。

 エルサはアナと姉妹の関係を捨て、女王として振舞います。一方アナは、ラストシーンで男性よりも命を張って姉を救う方を選んでしまいます。つまり、これは義理人情の世界、“浪花節” なんです。

 アナがハンスと初対面で結婚を決めてしまうのは、演歌「浪花節だよ人生は」の歌詞通り、
 『馬鹿な出会いが、利口に化けて、よせばいいのに一目惚れ~』
になっていますよね。

 さらに、これに加えて主題歌「Let it go」の “過去は過去、自分らしく生きてやるんだ!” という歌のメッセージの圧倒的強さもあります。

 そしてラスト、アナがハンスに対して鉄槌(てっつい)を食らわせるシーンには、スカットする清涼感もあります。昨今は、女性議員に野次を飛ばした都議会議員など、鉄槌をおみまいしたいアホな男性は山ほどいますから。

 現在、DVDが発売されているにもかかわらず映画館には観客が入っています。これはもう「アナ雪」が単なる映画ではなく、“アトラクション” の領域に入ってしまったとことを示しています。映画館の大画面をサラウンドで観ることがアトラクション化しているのです。ですから、DVDを買ったんだけど、やっぱり大画面で観たいという要望が出てきて映画館にも人が来るのです。


 

 

   

 

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