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2012年09月16日

経済合理性による日本企業崩壊

 2012/09/15付の朝日新聞(大阪版夕刊)には、シャープOBの話として次の記事がありました。

 本社の管理が強まって
 現場の自由な雰囲気が薄まり、
 革新的な製品を生み出す
 素地が失われた

Management of the head office became strong, the free idea of the spot decreased, and the capability to produce an innovative product disappeared.


 つまり、ティナ・シーリグが著書で述べていることが、日本で現実に起こっているということですね。
日本のイノベーションが枯れるわけ

 70年、80年代の「日本の成功」というフレームワークを最後まで捨てられず、それが現実に即さないためしょうがなしに経済合理性という言葉だけに頼り、正社員をどんどん非正社員に置き変えて、現場の人間力を消失させた結果、日本企業崩壊が起きたのでした。

 そして、今だにQC活動にこだわる企業は、部分的な経済合理性のあるものだけを探すので、今は経済性がないが将来的に有望なものを見つけることができません。

 これらのことが、日本の企業力を弱体化させています。


 

 

   

 

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