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2010年07月04日

毒面倒(ドキュメント)

 日本の職場では、「この仕事はあの人に任せておけば確実」という【属人知】と、「ここではこういうやり方で、やった方が旨くいく」という【暗黙知】が結構幅を利かせていました。

 ところが昨今は、人の切り貼りと(非正規雇用の増加)、組織の切り貼り(組織統廃合、M&A)によって、沢山の貴重な【属人知】と【暗黙知】が失われつつあります。
 (失われた結果は、“ゆうパック遅配”のような問題を引き起こします)

 それを補うように文書化が促進されてはおりますが、その結果は、

●使い勝手の悪い粗悪な毒面倒(ドキュメント)が拡大再生産されている
●文書は社内ネット上のフォルダには入っているが、いちいちダウンロードして開かないと確認できない
●どこにどんな役に立つ文書があるのか把握できない

ということです。

 非正規雇用の低賃金労働で非効率化を隠してはいますが、このオフィス生産性の悪さは、今後ボディーブローのように、日本企業を苦しめて行くことになるのでしょう。

 【属人知】と【暗黙知】を散逸から救い出すには、
●文書は気軽に作れて、高速にブラウジングできるようなBLOG形式がよい
●正式にレイアウトされた文書は、BLOG形式からジェネレーションできるようにする
●新規文書の速報は、TwitterやフィードRSS(フィード)形式で流れるようにする
のようにして、どんどん知識をライブラリ化して行くしかないでしょう。

 BLOGの
■簡単に作れる
■自動的にRSSで新規内容を発信できる
■トラックバックで他人の文書とリンクできる
という特徴は、もっと企業内で見直されるべきです。

 そして、企業内で使うために今のBLOGに加えるべきものは、書き込み内容からフォーマットされた清書ドキュメントをジェネレートする機能だけなのですが・・・


 

 

   

 

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