かくてしばしも

　例えば、“パークサイドグリル”のメニューでは、

・パエリアなどの単品メニューは廃止し、コースメニューにする
・コースメニューは、松竹梅形式にする
　・ハッピーエンド～永遠の愛～　￥3,890
　・ロマンス～恋におちて～　￥2,890
　・シンデレラ～魔法にかかった夜～　￥1,990
・コース内容は写真付きメニューのアラカルトにし、より高いコースに誘導させる

というようになっています。大人一人、子供一人の場合、今まではキッズセットとパエリアで2,000円ちょっとだったのが、最低でも3,000円となります。

　パーク内という閉鎖領域では、顧客数を増やすのに限界がありますから、顧客単価を上げるという戦略は正しいですね。後は、顧客が如何に気持ちよくお金を出してくれるようにするかですが、これが一番難しいことです。

　ところで、「シンデレラ」というのは、どう考えてもディズニーリゾートだと思うのですが、レストランのコンセプトが、「水と緑の美しい眺めに囲まれたエレガントなシンデレラのレストラン」なのだから仕方ないのかもしれません。そもそものコンセプトが誤っているのでしょう。ソフト文化に弱い大阪が露呈している感じです。