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2007年09月16日

工数裸売りからの脱却 (ソフトウェア下請企業の生き方)

 藤本隆宏 著 「ものづくり経営学」から

 日本のソフトウェア下請け企業は、
 自動車の一次部品メーカーのように、
 設計能力を持った機能部品メーカーとして
 力をつけるところは少なく、
 開発工数の裸売りをする下請け的な業態が
 依然として多いと言われている。

 「ものづくり経営学」の本の中で、物作りの戦略として、擦り合わせ(インテグラル)と、組み合わせ(モジュラー)という概念が出てきます。
 これをソフトウェア企業に当てはめると、次のようになります。

1)内部インテグラル:外部インテグラル
 クライアントからの要求仕様に対して、コツコツ作る

2)内部モジュラー:外部インテグラル
 クライアントからの要求仕様に対して、社内で作った標準クラス、標準サブルーチンを使って作成する

3)内部モジュラー:外部モジュラー
 社内で作った標準クラス、標準サブルーチンを、そのまま、またはパッケージにして販売する

4)内部インテグラル:外部モジュラー
 パッケージを社内でコツコツ作る

 ソフトウェア下請け企業としては、3)や4)の利幅の大きい戦略をやりたいのですが、開発コスト負担やターゲットの絞込みができないので、この戦略を取れません。

 仕方ないので、せめて 2)の戦略ぐらいやろうと思うのですが、受注する仕事は人月の切り売りなのでこれもできません。結局、1)の戦略をひたすら行い、日銭を稼いでいるのが実情です。

 しかし、1)の戦略では誰でも参入できるので、価格競争となり、低収益という状態から抜け出せません。 また、最近ではグローバル化の影響で、中国のソフトウェア開発会社も 1)の戦略で、かつ低コストで進出してきているので、ますます収益が悪化しています。

 この状態から抜け出し、ソフトウェア下請け企業の起死回生を図るには、何をすべきか?

 それは、2)、3)、4)を無理に行い企業のリソースを使うよりも、1)の業態変更をして収益構造を改善し、その後、3)を行うような戦略がいいと思います。

 1)の業態変更とは中国の不得意なもの、すなわち、日本語に関する内部インテグラル:外部インテグラルを実行することです。
 ---> 日本語コンテンツ開発に特化すること

 例えば、企業内BLOGのコメンテータ請負や、分かりやすいマニュアルやヘルプシステムの作成請負などです。


 

 

   

 

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