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2006年08月14日

リアル世界を知レへんと萌えキャラの目が左右に寄んやでェ

 リアル世界を軽視したクリエータが多くなってきました。

CNET Japan:ディズニー主要デザイナーがクリエーターに提言:「実世界を知ることが重要」

身近な例では、いわゆる「萌えキャラクタ」というものがあります。私なんか、このキャラクタの顔がどうも人間の顔に見えないのですが、デザイナーの方がおっしゃるには、

「アニメ(萌えキャラクタ)は、デフォルメされ過ぎている。昔は人間を見てアニメを描いていたが、今はアニメを見てアニメを描くから。」

だそうです。

 すなわち、人間を見てキャラクタを描くと、キャラクタの目・口・鼻・輪郭の位置関係が人間と相関を示すが、アニメを見てキャラクタを描くと、アニメとの相関関係があっても、人間との相関関係がなくなるということです。

どうりで何かキャラクタの顔に違和感を覚えるわけです。また、キャラクタの目が左右に寄っている(目が中心から離れ過ぎている)ものが多いのも気になります。

 これはキャラクタを描く人が、人間の顔をまじまじと見ることが少なく、自動車を見る方が多いため?だと思います。「車の目=ヘッドライト」と考えると、萌えキャラの目の位置関係とヘッドライトの位置関係が微妙に合うことが分かります。
 (人間関係が希薄なんでしょうか)

 デジタルの世界だけだと物事が簡単に運ぶように思えますが、その受け手が「人」であることを忘れてはいけません。「人」はデジタルの産物ではなく、リアルの主なのです。リアルを忘れたクリエータはマーケットを得ることはできず、やがては衰退することになるのです。

 ディズニーは、このことを警告しているのです。


 

 

   

 

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