Windows10がEOLなのでメインOSをSolusにする

 Windows10のサポートが、2025/10で終了します。
ですが、Windows10でせっかく揃えた、お仕事&趣味環境を、Windows11にはしたくありません。というより、Windows11では動かないソフトも多々あるのです。

そこで、愛機ノートPC(HP SPECTRE)にて、次のような環境を構築することにしました。

■目標
1)Windows10環境はオフライン環境で維持する
2)Windows11環境は仮想マシン上で動かす
3)メインOSはLinuxのローリング・アップデート(定期的なバージョンアップ不要)可能なディストリビューションにする

■実装
1)PCに外付けDISKを取り付ける
2)PCをデュアルブートに設定し、外付けHDDへ Linux Solus をインストールする
 ※Linux Solus は、ローリングリリースなのでバージョンアップが不要
3)Solus へ VirtualBOX をインストールし、そのゲストOSとして Windows11 HOME をインストールする
4)Windows10のネットワークはオフライン状態にする

■実際の画面

  ●Solus を起動した画面

  ●VirtualBOX ゲストOSでのWindows11用設定

  ●Windows11の起動画面
   ゲストOSをWindowsにした場合、画面解像度が SVGA か VGA しか選択できない。

■起動時OS切替操作
  PC起動時にOSを切り替えるには、HPの場合、次の手順が必要となる。
  ・ESCキーを複数回押し、機能選択画面を表示させる
  ・F9キーを押す
  ・OS選択画面が出るので、ここでWindows10かSolusを選択する

■動作
1)Solus は外付けHDDから立ち上げるため、起動が遅いが特にOSの動作として問題はない
2)Windows11は、それ自体が重いOSなので、ゲストOSだとかなりモッサリ感がある

■メリット
1)Windows11を仮想環境に閉じ込めたため、Microsoftのエゴイスト的な設定から無縁となり、かつWindows11上でしか動かない政府系ソフト(マイナーポータル、ETAXなど)を動かす環境を残せる
2)LinuxはWindowsより安定していて軽い。また普通のPCライフでは、不自由しない(アプリ)環境を作ることができる
3)Windows10環境は維持できるので、使い慣れたソフトで お仕事&趣味 作業ができる

■デメリット
1)Windows11の画面がSVGAなので、本格的なアプリを動かすには狭い
2)Windows10環境とSolus環境でファイルをやり取りするには、UCBメモリ経由となる

■参考リンク
 ●外付けSDD/HDDにLinuxをインストール~内部ストレージに影響を与えずに安全に試せます~【LinuxMintで試す】
https://www.youtube.com/watch?v=nO1tiJVj3Fw

 ●Solus
https://getsol.us/

 ●Solus と VirtualPC のインストール方法
http://aoniyosi.net/wp/2024/10/solus-linux/

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